Tanja K Carøe et al.Occupational dermatitis in hairdressers - influence of individual and environmental factors. Contact Dermatitis 2017 ;76(3):146-150.
【概要】
美容師は、水仕事が多く、化学物質と接触する機会が多く、職業性接触皮膚炎を発症するリスクが高い。
【方法】
2006年1月から2011年9月までの期間にデンマークで職業性接触皮膚炎と認められたすべての美容師を対象にアンケート調査を行った。
【結果】
381人(373人の女性と8人の男性)、年齢の中央値は25歳で、64.8%が見習いで、35.2%が習熟した美容師であった。
アトピー性皮膚炎の有病率は36.0%であり、習熟した美容師よりも見習いの間で有意に高かった(それぞれ44.9%と19.4%)(p <0.001)。
患者のうち、48.3%が職業性刺激性接触皮膚炎として認識し、46.7%が職業性アレルギー性接触皮膚炎またはアレルギー性接触皮膚炎と刺激性接触皮膚炎の組み合わせとして認識され、5.0%が職業性接触皮膚炎として認識されました。
【結論】
年齢の中央値が低く、見習いのアトピー性皮膚炎の割合が高く、十分な訓練を受けた美容師よりも多くの見習いが職業性接触皮膚炎を認識していたという事実は、早期予防の重要性を強調している。
Comments